<FMワイヤレスマイク>

昔は、パーツを買って無線関連の回路を組立てることが出来ました。
しかし、今は、バリコン、コイルなどを捜す事も困難になりました。
そんな中懐かしい、FMワイヤレスマイクを組立てました。キットで販売されていて何年か前にも購入して
組立てた記憶がありました。今回もそのキットがまだ販売されていたので組立てて見ました。

「商品」			                「袋の中のパーツ」
 

「組立てた状態」			         「回路基板の裏」
 

実際どれぐらいの距離まで飛ぶのか、アバウトですが調査しました。
方法は、FMワイヤレスマイクのマイクにTVのスピーカからの音を入れて、下記のポケットラジオで受信出来るかで判断しました。
結果は、家の3階に置いたFMワイヤレスマイクの音を、1階で聞くことが出来ました。(多少の強弱はあります)
 

組立てた後、周波数を変えて見たくなり、コイルの自作をしました。コイルはホームセンターのコーナンで購入した。

「エナメル線 0.35mm」			 「キット付属コイルの線を取る」
 

「別途、部品を用意して基板に組立てた画像」     「自作コイル部分」
 

一方、ネットでぐぐって、製作記事を参考に少し回路を変更して製作してみた。2石のFMワイヤレスマイクは
1石目で発振、変調を行い2石目で増幅をする回路なので大きな違いはない。(2石FMワイヤレスマイクの定番だと思います)
変調は、音声入力により1石目のトランジスタの出力容量が変化することにより行われる。キットも同じである。
コイルはポリウレタン銅線1mmφで作りました。(マイクは、コンデンサマイクで20円から100円大阪日本橋デジット)

「回路図」		                         	      「組立てた画像」
 



自作の難しいのは、コイルだと思いますが、下記画像左の線材をドライバーに巻いて作りました。
ドライバーの径は約5mmΦで9回巻きました。下の画像で見えにくいですが、コイルの2回巻目と
2石目の2SC1815のベースとの間に5Pのコンデンサを接続します。

「コイルに使用した線材」		          「コイル作りの画像 ドライバーの径ノギスで5mm」
 


「ラジオの同調LEDが点灯しています、その時の周波数は画像のラジオの目盛りです」
 

多分、この回路ですと部品入手も難しくなく、コイルが自作出来て、周波数を変えて楽しめます。
また、再現率100%で動作すると思います。