本、Webサーバーマシンのマザーボードが壊れたのでマザーボードを交換しました。 今回、修理の過程でATX電源の仕組みを知る事になりました。 まず壊れたマシンのマザーボードが不良なのかATX電源が不良なのかを振分けるために 新規ATX電源で起動を試みました。 ところが、全く動かない。新規ATX電源のファンも廻っていない・・・うん? これは新規ATX電源の初期不良かと疑いました。 (これでATX電源の仕組みを知るきっかけになる) すぐ購入店に連絡して、内容を話すとやはり初期不良の疑い濃厚と言うことになり 持って行くことになりました。(下の内容から不良ではなかったので再度連絡を取る) その前に本当にATX電源が初期不良なのかを見るために別の正常動作マシンにこの ATX電源を接続しました。なんと動くではないか・・・ATX電源は正常であることが 分かりました。(後で知るのだがATX電源単体で可否を知る手段がある) ATX電源は単純に、幾つかの電圧が出ていて、マザーボードに供給していると思っていました。 その為、ATX電源単体でACコンセントに接続したのにファンが廻らないのは不良と思ったのです。 ATX電源から出ているコネクタを調べると電圧の他に、PS-ON、PWR-ON、+5vSBなどがあります。 <マザーボードが正常でコネクタが接続状態での動き> 1.ATX電源をONすると、+5vSBが出力される。(まだ、ファンは廻らない) 2.マザーボードに、この+5vSBが供給されてPS-ONがハイレベル(5v)になる。 3.マザーボードの電源スイッチをONすると、PS-ONがローレベル(0v)になる(ATX電源がオン) オシロで、PS-ONがハイレベルからローレベルになるのを確認した。 4.ATX電源の+5vSB以外の電圧が出力されて安定したら(500mS位の時間内)PWR-ONが出る。 これでATX電源のファンも廻る 5.マザーボードにコネクタを介して電圧が供給される <ATX電源単体の動作確認> 24Pinコネクタのピンアサイン @スイッチはPS-ON(4)とGND(5)に接続、デジボルは+5vSB(21)と GND(15)に接続、ACは未入力 AACを入れると、5.12vが出力、ファンはまだ廻っていない(スイッチはOFF) Bこの状態で、デジボルは+12v(22)とGND(15)に接続、12vは出力 していない(スイッチはOFF) CスイッチをONすると、12.45vが出力され、ファンも廻っている ATX電源には、出力電圧しか記載されていないし説明書もないので、今までは単なるDC出力電源と思っていました。 まさか、制御ピンがあるとは思いもしませんでした。(>_<) いやー知らないことが、まだまだあるようです。(。-_-。)