< RTTY通信備忘録 >

RTTYと言えばMMTTYが有名ですが、当局も、過去MMTTYでRTTY交信したことがあります。
実は、ひょんなことから2月14日〜16日のWPX RTTY(2015年度)があるのを知りました。
特に今回は、海外とのQSOチャンスがあるので、挑戦してみましたが中々MMTTYの設定が
思うようにいかず四苦八苦しましたが、何とか交信出来ました。

それで、これを機会にMMTTYのインターフェース製作と設定を備忘録も兼ねて紹介します。

1.リグとPC間のインターフェース

   モードは、F1Bで搬送波の周波数を直接シフトさせるFSK方式と、搬送波に乗せる信号をAF段でシフトさせる
   AFSK方式(LSBモード使用)という二つの 方法があります。
   FSKは、リグのACCソケットにRTTY(FSK)端子があれば出来、リグモードはRTTYにします。
  AFSKは、RTTY端子がなくても出来き、リグモードはLSBにします。

   どちらがいいのかと言えば、リグにRTTYモードがあればFSKを使うのがいいと思います(受信のチューニングがしやすい)

下は製作した、インターフェースです。ACCソケットは、IC-7400ですので他のリグは置換えて下さい。
RS232Cポートが必要です(受信だけなら要りません)最近のPCは、COMポートがないのでUSB-シリアル変換を
使います。USB−シリアル変換参考ページ

AFSKモード用                          回路部分(Tr,D,RはDSB9のケース内に収めています)          PC(SPout)---リグ(MOD)間の1K,100Ω(左端画像の灰色テープの中にある)
  

回路と接続       PC側                                リグ側


FSKモード用 フォトカプラ使用                  回路部分(PC817,RはDSB9のケース内に収めています)
 

回路と接続       PC側                                リグ側



FSKモード用 トランジスタ使用                  回路部分(Tr,D,R,VR)
 

回路と接続       PC側                                リグ側




下は、FT-817用に製作したインターフェースです。(データ端子使用のAFSKモードです)

AFSKモード用                          回路部分(PC817,RはDSB9のケース内に収めています)
 

回路と接続       PC側                                リグ側


2.MMTTYの設定ポイント(ネットで掲載の一部を参考)

 2-1.FSKで使う場合は、別途EXTFSK.DLLをMMTTY.EXEと同じフォルダに置く。

 2-2.Markを2125、Shiftを170にする、右のHAMボタンを押せばなる
   BWは60AVは70でいいと思います。

 2-3.AFSKで使う場合も2-2でいいと思います。
   しかし、AFSKはLSBモードなのでリグの表示している送信周波数よりMark(2125Hz)分
   低い周波数が実際の送信周波数となるのでオフバンドに注意する。

 2-4.AFC、NETの設定
   AFSKで、CQを出す場合は AFC:ON NET:OFF、コールする場合は、AFC:ON NET:ON
    FSKで、CQを出す場合は AFC:ON NET:---、コールする場合は、AFC:OFF NET:---


MMTTYの設定例