<FT-817復活>
7M短縮ホイップアンテナを製作したのを機に、眠っていたFT-817を移動用に復活させました。
復活の過程で、受信拡張、隠しコマンド、7M新バンドプラン拡張を知ったので紹介します。
(ここに詳しく掲載されている。http://www.bwt.jp/wiki/index.php?FT817)

受信拡張、7M新バンドプラン拡張は、フロントパネル(液晶、ツマミがある)裏側の中にあるチップ部品を
外して、ソフト的設定により行えるとなっているので調べて見る。

まず、ケースを外す、画像の赤丸のビスを外す。

 

 

 

次に、上下のケースを外し、フロントの部分を赤丸のピンから外して前に出す。


ランドが9個あり左から5番目のAチップが7M新バンドプラン、6番目のBチップが受信拡張で各々
外すことにより可能となる、Bは購入した時に外してもらっている。

これらのチップを外した後に、フロントパネルのFとV/Mボタンを同時に押しながらPWRボタンを押す
これでOK。

 

<隠しコマンド>
フロントパネルのABC3つのボタンを同時に押しながらPWRボタンを押すと各バンドの
送信出力など、かなりの項目が設定出来るとのこと。
SELつまみで項目を選択し、次にメインダイヤルで値を設定してFボタンを長押することにより
反映される。

 

実際の隠しコマンド起動直後、下の左画像、項目番号01 HF1RXG 67が表示する(67は個体差で違うかも?)。 
これは、項目1の0.1〜2.5MHz帯のIFアンプゲイン設定。           これは、項目24の.1〜2.5MHz帯(5W)のHF1-HI 送信出力設定。 
 

移動で運用する7M、10Mの送信出力を確認したら若干ズレていたので調整した。
調整項目は28〜31で下記の通り、調整後の値で当機の出力値になりました。
(値は個体差で違うかも?)

                  (公称値)     調整後   出力値
28 HF2-HI 送信出力設定。2.5〜10.5MHz (5W) 		102      5W
29 HF2-L3 送信出力設定。2.5〜10.5MHz (2.5W) 		 65      3W
30 HF2-L2 送信出力設定。2.5〜10.5MHz (1W) 		 17      1W
31 HF2-L1 送信出力設定。2.5〜10.5MHz (0.5W) 		  1    0.5W

28 HF2-HI 送信出力調整後 102 (5W)                             29 HF2-L3 送信出力調整後 65 (3W)  
 

30 HF2-L2 送信出力調整後  17 (1W)                             31 HF2-L1 送信出力調整後 1 (0.5W)